✈️ 2026年7月8日、富山空港の新しい愛称は「富山高山すし空港」に
2026年7月8日に富山県が決めて発表しました。それまでの愛称は「富山きときと空港」(2012年から)。
「すし」と「高山」を入れたのは、海外の人に富山を知ってもらうきっかけにするためです。
空港ビルの看板の付け替え費用1,800万円は、県議会に出ている予算案の段階で、採決は9月30日(水)の予定です。
「富山高山すし空港」がどうやって決まったのか、なぜ隣の岐阜県の地名が入ったのか、看板はいつ変わるのか。富山県の発表をもとにまとめました。
7月8日に決まった「富山高山すし空港」
新しい愛称は、2026年7月8日の富山県知事の定例記者会見で発表されました。英語では「Toyama-Takayama Sushi Airport」です。
それまでの愛称は「富山きときと空港」。平成24年(2012年)に、置県130年を記念して公募で決まったもので、13年あまり使われてきました。
| 富山きときと空港 | 富山高山すし空港 | |
| 決まった年 | 平成24年(2012年) | 令和8年(2026年) |
| 決め方 | 公募 | 公募はせず、空港の運営会社からの提案をもとに県が決定 |
| 空港の利用者数 | 94万4,559人 平成24年度 | 37万9,306人 令和7年度 |
富山空港は2026年4月から民間の会社が運営しています(混合型コンセッションという方式です)。愛称を変えてはどうかという話は、この運営会社から出たものです。
利用者数は、きときと空港の愛称がついた年から約6割減ったと県は説明しています。2015年の北陸新幹線の開業の影響もある、とあわせて述べています。
「すし」と「高山」を入れた理由
県の説明は、富山をまだ知らない海外の人に、まず知ってもらうきっかけをつくる、というものです。
| すし | 世界的に知られていて、誰でも直感的に分かる言葉。県のブランディング「寿司といえば、富山」の発信にもつなげる |
| 高山 | 岐阜県の飛騨高山は、外国人の宿泊者が年間100万人に及ぶ観光地(富山県全体は令和7年で約38万7,000人)。富山空港が飛騨高山への空の玄関口だと伝え、利用者を増やす |
会見では、岐阜県の知事と高山市の市長からも、前向きなコメントが寄せられていると紹介されました。
県内では賛否が分かれた愛称
一方で、県外の地名が入ることや、公募をしなかったことには、県内から疑問の声も出ました。会見でも記者から質問が続いています。
会見の中では、記者からKNBのウェブアンケート(2日間で2,700件以上の回答)の結果として、「高山」がよいと答えた人は3%、「すし」は10%ほどで、変えないほうがいい、という答えが多かったことも紹介されました。
知事は、愛称を変えるのは「第一歩」で、これだけで利用者が大きく増えるほど甘くはない、という考えも示しています。
空港の看板の付け替えは1,800万円、9月30日に県議会で採決予定
愛称が決まっても、空港ビルの看板はまだ「富山きときと空港」のままでした。知事は7月の会見で、前回(平成24年)は発表から看板の付け替えまで約7か月かかったと説明し、9月議会での補正予算も視野に入れる、と話していました。
その令和8年度9月補正予算(案)に、新しい愛称まわりの事業が入っています。
| 事業 | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| 富山空港ターミナルビル看板改修事業 | 1,800万円 | 空港ビルの看板を新しい愛称に改修 |
| 富山高山交通需要創出事業 | 700万円 | 空港から高山へのバス路線の新設に向けて、定額タクシー(1万円)や割引レンタカーを助成 |
| 富山高山すし空港を起点としたインバウンド誘客強化事業 | 1,658万円 | メディア・インフルエンサーや旅行会社を招くなど、富山と高山の周遊を促進 |
| 「寿司といえば、富山」魅力発信事業 | 3,400万円 | 空港施設の装飾などで、寿司をはじめとした富山の魅力を発信 |
※ いずれも9月の県議会に出されている予算案の段階です(2026年9月17日時点)。
9月の県議会は9月7日に始まり、9月30日(水)の本会議で採決する日程になっています。看板の付け替えがいつになるかは、予算が決まったあとの話になります。(出典:富山県議会「令和8年9月 県議会定例会日程」)
「月曜から夜ふかし」でも取り上げられた愛称
2026年9月14日(月)には、日本テレビ系「月曜から夜ふかし」の企画「全国のご当地問題を調査した件」で、富山空港の新愛称問題が取り上げられました。富山県内ではKNB(北日本放送)で放送されています。
さいごに
愛称は決まりましたが、空港ビルの看板を新しい愛称に付け替える予算は、まだ県議会で審議中です。採決は9月30日なので、そこから先の動きが出たら、この記事に書き足していきます。
前回(2012年)は、発表から看板が変わるまで約7か月でした。今回はどうなるのか、私も気にして見ておきます!
富山空港では9月13日に、空フェス2026もひらかれました。

空港の公式サイト → 富山高山すし空港 / 県の予算 → 令和8年度9月補正予算(案)
この記事は2026年9月17日時点の、富山県の知事定例記者会見(2026年7月8日)の会見録と配布資料、富山県の令和8年度9月補正予算(案)、富山県議会の9月定例会日程をもとにまとめています。(2026年9月13日公開、9月17日に書き替え)







