【富山市】右から読む看板「やるつ」。総曲輪で大正12年から続くそば処「つるや本店」の冷やしたぬき

野花そば処 つるや本店 冷やしたぬき(揚げ玉・小松菜・しいたけ・ねぎ・わさび)

西町で用事を済ませた10月の平日。お昼どうしようかな…と考えるまでもなく、足はもう総曲輪のほうへ向いていました。行き先は最初から決まってたんです。大正12年創業のそば処「つるや本店」!

久しぶりの暖簾ですが、頼むものも決まってます。つるや本店に来たら、私はやっぱり冷やしたぬき! 温かいそばに50円足すと冷たくしてくれるので、たぬきなら800円です。

最近、ランチで1,500円近くするお店をよく見かけるようになりましたよね。そんな中で、大正から続くこの店構えのまま、そば1杯が1,000円でおつりが来るんです。これはうれしい! というわけで今回は、昔ながらのそば屋さんを、店先から駐車場まで順番に紹介していきます。

🍜 総曲輪の、大正12年創業のそば処

  • 創業は大正12年(1923年)。いまは4代目
  • かけそば700円、たぬき750円。温かいそばは上から6品が1,000円以下
  • 冷たいそばにすると50円増し、大盛りは200円増し、全メニューうどんにもできる
  • 営業は11時〜15時(ラストオーダー14時30分)、水・木曜休み
  • 市内電車「荒町」停留場から徒歩約3分
  • 専用駐車場はなし。近くに有料駐車場が2か所
野花そば処 つるや本店 店の正面(蕎麦の暖簾と山菜そばの看板)
2026年10月9日撮影
目次

総曲輪の石畳に立つ、縦長の看板

西町から総曲輪へ、石畳の歩道を歩いていくと、白い壁に縦長の看板が見えてきます。「つるや本店」。この看板が見えたら、もう着いたも同然です!

野花そば処 つるや本店 通りから見た縦長の看板(富山市総曲輪)
2026年10月9日撮影

看板の下には、そばと急須の絵が描かれた看板と、「そうだ今日は蕎麦食べよう」と書かれた木の板。もうその気で来てるんですけど、こう書かれると、やっぱり今日はそばだなと思っちゃいます。

野花そば処 つるや本店 縦長の看板と「そうだ今日は蕎麦食べよう」の板
2026年10月9日撮影

右から読む「やるつ」と、繕った暖簾

店の入口の上を見てください。木の看板に「やるつ」と書いてあります。これ、右から左へ読む昔の書き方なんです。左から読み直すと「つるや」! 大正から続くお店らしい看板です。

その下には、「蕎麦」と大きく書かれた麻の暖簾。近くで見ると、すり切れたところに布を当てて繕ってあります。新しいものに替えずに、直しながら使い続けている暖簾なんです。

野花そば処 つるや本店 繕いのあとが残る蕎麦の暖簾
2026年10月9日撮影

入口の横には、い草を編んだ木の椅子が4脚並んでいます。足元には信楽焼のたぬきもいました。

野花そば処 つるや本店 入口横の待合のい草の椅子
2026年10月9日撮影

入口の右手にかかっている郵便受けも、木でできた手彫りのもの。店名が彫ってあって、細かいところまで味があります。

野花そば処 つるや本店 店名が彫られた木の郵便受け
2026年10月9日撮影

店の中は、秋のしつらえ

暖簾をくぐると、障子越しのやわらかい光。壁には山の絵が飾ってあって、その横の花瓶にはススキと萩が生けてありました。10月らしい、秋のしつらえです。

野花そば処 つるや本店 店内(障子と山の絵、ススキと萩の生け花)
2026年10月9日撮影

壁には、木に彫られた看板もかかっています。「野花そば処 つるや本店」、その下に「創業大正12年」。

野花そば処 つるや本店 創業大正12年の木の看板
2026年10月9日撮影

戦後からこの総曲輪にお店を構えていて、いまは4代目が営んでいるそうです。100年を超えて、この場所でそばを出し続けているんですね。

席に着くと、まずはお茶が出てきます。

野花そば処 つるや本店 席に出されるお茶
2026年10月9日撮影

今回食べたのは、冷やしたぬき800円

野花そば処 つるや本店 冷やしたぬきと箸袋
2026年10月9日撮影

きました、冷やしたぬき! 揚げ玉がこんもり山盛りです。

野花そば処 つるや本店 冷やしたぬき(揚げ玉・小松菜・しいたけ・ねぎ・わさび)
2026年10月9日撮影

揚げ玉の脇には、小松菜、甘く煮たしいたけ、ねぎ、わさびがのっています。

野花そば処 つるや本店 冷やしたぬきの揚げ玉
2026年10月9日撮影

まずはこの揚げ玉。箸を入れるとサクサクで、軽い! そばは少し固めのゆで加減で、角がしっかり立っています。

野花そば処 つるや本店 冷やしたぬきのわさびと小松菜
2026年10月9日撮影

そしてこのわさび。そこまでツンとくるタイプではないので、私のおすすめは、最初につゆに全部溶かしちゃうこと! つるや本店のつゆは甘めなので、わさびがよく合うんです。溶かしたつゆを麺にからめて、揚げ玉と一緒にいっちゃってください!

お品書きと値段

お品書きは手書きです。表紙には、店先の絵と「ようこそ」「本日もありがとうございます」の文字。描かれている入口が、今の店先とほとんど同じなのもいいんです。

野花そば処 つるや本店 お品書きの表紙(店先の絵)
2026年10月9日撮影

そば(■は冷たくできる品)

品名値段
かけそば ■700円
たぬき ■750円
きつね ■800円
おろし ■850円
玉子とじ800円
天ぷらそば ■950円
山かけ ■1,100円
山菜1,200円
にしん ■1,200円
けんちん(冬季)1,300円
鳥南蛮1,050円
鴨南蛮1,050円
鴨せいろ1,350円

ざる・ごはんもの・飲みもの

品名値段
ざる900円
山かけざる1,200円
おろしせいろ1,100円
カレーうどん1,100円
カレーライス1,100円
おにぎり200円
ライス/ライス(小)250円/200円
ビール600円
お酒(立山)650円
  • 全メニュー、うどんにも変更できます
  • 大盛りは200円増し
  • ■の品は冷たくでき、50円増し(お品書きと同じ青い印)
野花そば処 つるや本店 お品書き(そば・ざる・ごはんもの)
2026年10月9日撮影

支払いは現金とau PAY

支払いは、現金のほかにau PAY(スマホ決済)も使えます。入口の引き戸にも、au PAYのシールが貼ってありました。

野花そば処 つるや本店 入口の引き戸のau PAYのシール
2026年10月9日撮影

地図と行き方

最寄り駅は富山地方鉄道 市内電車の「荒町」停留場で、徒歩約3分(約0.2km)です。

車の場合は、北陸自動車道の富山ICから約12分です。

Googleマップ

野花そば処 つるや本店(富山市総曲輪2-8-15)

最寄りの電停

最寄りは、富山地方鉄道 市内電車の「荒町」停留場です。お店まで徒歩約3分(約0.2km)です。

野花そば処 つるや本店 近くの総曲輪の通り(サンロード田中の看板)
2026年10月9日撮影

駐車場は有料が2か所

つるや本店には専用の駐車場がありません。車で行くなら、近くの有料駐車場を使います。私が見てきたのは、この2か所です。

ヘイセイパーク総曲輪2丁目富山本願寺駐車場
場所店の真横本願寺富山別院の近く
台数12台―
とめ方ロック板式(番号で精算)ゲート式(駐車券を取る)
料金30分100円最初の1時間300円、以後30分100円
最大料金(平日)7時〜19時 500円
19時〜翌7時 500円
19時〜翌8時 500円
最大料金(土日祝)7時〜19時 600円
19時〜翌7時 700円
19時〜翌8時 500円
1時間とめると200円300円

店の真横、ヘイセイパーク総曲輪2丁目

いちばん近いのは、お店の真横にあるコインパーキングです。全部で12台。車の下の板が上がるロック板式なので、帰るときは精算機で自分の駐車番号を入れて払います。

1〜4番は「サービス車室」で、平日の最大料金が7時〜19時で400円と、ほかの区画より安くなっています。

野花そば処 つるや本店 店の真横のヘイセイパーク総曲輪2丁目
2026年10月9日撮影
ヘイセイパーク総曲輪2丁目 料金の看板
2026年10月9日撮影
ヘイセイパーク総曲輪2丁目 車室案内図(1〜12番)
2026年10月9日撮影

本願寺富山別院の近く、富山本願寺駐車場

真横がいっぱいのときは、本願寺富山別院の近くにある「富山本願寺駐車場」へ。入口で駐車券を取るゲート式です。

料金は最初の1時間が300円で、そのあとは30分ごとに100円。お昼にそばを食べて帰るくらいなら、ヘイセイパークのほうが少し安く済みます。

富山本願寺駐車場 入口
2026年10月9日撮影
富山本願寺駐車場 入口のゲートと料金の看板
2026年10月9日撮影
富山本願寺駐車場 料金の看板
2026年10月9日撮影

ひとつ注意です。お店の近くには「参拝者専用駐車場」という看板の駐車場もあります。こちらは本願寺富山別院にお参りする人のための駐車場なので、間違えて停めないように気をつけてくださいね。

本願寺富山別院 参拝者専用駐車場の看板がある通り(富山市総曲輪)
2026年10月9日撮影

店舗情報

店名野花そば処 つるや本店
住所富山県富山市総曲輪2-8-15
電話076-421-2908
営業時間11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)
定休日水曜・木曜
駐車場なし(近くに有料駐車場あり)
支払い現金・au PAY
創業大正12年(1923年)
最寄り市内電車「荒町」停留場から徒歩約3分

さいごに

食べ終わって、総曲輪の石畳を西町のほうへ戻りながら、お品書きを思い出していました。かけそば700円、たぬき750円、きつね800円。温かいそばなら、上から6品が全部1,000円以下なんです。値上げのニュースばかりのこのご時世に、これはありがたい!

寒くなってきたら、冬だけの「けんちん」(1,300円)も始まります。次に西町や総曲輪に用ができたら、今度は温かいのを頼もうと思います!

同じように私が足を運んだそば屋さんの記事には、清水中町の手打ちそばのお店もあります。

新しくできたお店、なくなったお店、気になる工事。
富山の「あれ何?」を教えてください。

特に工事中の場所は大歓迎です。住所や目印だけで大丈夫。
あとは富山みっけのライターが調べます。お任せください。

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この記事を書いた人

かおるのアバター かおる 富山みっけ 編集人

富山みっけの中の人です。
ふだんはWebエンジニアで、システム寄りの仕事をしています。もともと書く人ではないので、むずかしい言葉を使わずに書くようにしています。
カメラは昔からやっていて、得意なのはライブハウスやクラブの撮影です。PR記事の取材では、撮影までやらせてもらうこともあります。
お酒が好きで、一日の終わりの晩酌が生きがいです。富山は酒も魚もうまいので、それだけで住んでいる価値があると思っています。休みの日は自転車で走っています。

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