富山の市内電車で西中野電停に降りると、目の前にピンクの屋根のお肉屋さんがあります。「まるぜん精肉」です。
創業は1950年(昭和25年)。はじまりはコロッケの店で、いまは梅田順一さんが社長を務めています。76年目に入った、西中野の街のお肉屋さんです。
今回は、私が通っているこのお店の楽しみ方を紹介します。
🥩 西中野電停の目の前、1950年創業のお肉屋さん
- はじまりはコロッケ屋。今年で76年目
- 市内電車「西中野」電停の目の前
- 揚げ物は注文してから揚げてくれる
- お店のビーフカレーは1食分300円
- 毎週水曜は特売日
- 専用駐車場は13台

丸の中の「善」で、まるぜん
まず注目は看板です。「精」「善」「肉」の3文字が並んでいて、真ん中の「善」だけが黄色い丸に入っています。丸に善で「まるぜん」。気づくと、ちょっとうれしくなる看板です。
横には天狗ハムの縦長の看板。この並びを見るだけで、長く続いてきたお店なんだなと分かります。

コロッケ屋から始まった、街の精肉店
まるぜん精肉のはじまりは、コロッケの店でした。レールサイドライフ(市内電車沿いのお店を紹介するサイト)に載っている梅田社長のインタビュー(2025年6月)によると、社長のおばあさんが始めた店で、いまの社長は三代目にあたるそうです。創業日は1950年12月25日、クリスマスです(公式サイトの会社概要より)。
いまは精肉の店頭販売に加えて、ホテルやレストラン、焼肉店、学校給食、病院にもお肉を卸しています。2018年度には、食肉の小売店として農林水産省食料産業局長賞を受けました(表彰資料(PDF))。
店のスローガンは「かたい信用 やわらかいお肉」。店先の貼り紙にも、配達の冷蔵車にも、牛のキャラクターと一緒に描かれています。お肉屋さんのスローガンとして、これ以上ないくらい分かりやすいですよね。
閉店が18時30分なのは、仕事帰りに寄ってもらうための時間だそうです。電停の目の前という場所と合わせて、会社帰りに電車を降りて寄れる店になっています。

店先には野菜と、1本100円の飲み物
入口の前には、野菜や新米、飲み物のカゴが出ています。並ぶものは日によって変わるので、いつも同じものがあるとは限りません。とはいえ、私が行くときは毎回何かしら野菜が並んでいます。

この日目に入ったのは、富山県産のサンチュ(あじまるの水耕栽培)で190円。袋には「焼き肉、手巻き寿司などに」と書いてあります。中で焼肉用のお肉を買って、外でサンチュを取る。これで焼肉の材料がほぼ一軒でそろいます。

飲み物のカゴは「どれでも1本100円」。缶コーヒーやお茶が入っていました。

入って右手の揚げ物ケースが、この店の入口
店に入ってすぐ右手に、衣を付けたコロッケやホットドッグが並ぶケースがあります。ここに並んでいるのは揚げる前のもので、注文すると揚げてくれます。揚げ置きではないので、受け取るときはアツアツです。
このケースの使い方にはコツがあります。常連さんはお店に入るなり「コロッケ10個揚げて」とまず頼みます。揚がるのを待つ間に、店の奥でお肉やおかずを選ぶ。レジに戻るころには、ちょうど揚がっている。これがまるぜんの王道の流れです。
立ち回りを見ていると、誰が常連さんかすぐ分かります。

| 品名 | 値段(1個) |
|---|---|
| まるぜんコロッケ(当店おすすめ) | 120円 |
| カレーコロッケ | 80円 |
| カボチャコロッケ/カニコロッケ | 各70円 |
| ハムエッグ/エビカツ | 各150円 |
| ホットドッグ | 100円 |
| カスタードドッグ/チーズドッグ | 各160円 |
| 目玉焼フライ/えび団子/いももち(チーズ入り) | 各100円 |
| ささみチーズ | 230円 |
| イカ五平 | 220円 |
| イカドーナツ/チキンナゲット | 各50円 |
看板商品のまるぜんコロッケは、初代が考えたコロッケです。北海道産のじゃがいもと玉ねぎ、合いびき肉を使っていて、創業のころから作り方を変えていません。公式サイトの紹介は「さめても美味しく、ソースなどはいりません。」。75年分の歴史がこの1個に入っていて、値段は120円です。

私の推しは、1.5倍サイズの串カツ
ここからは私の推しです。串カツです。
よく見る一口サイズの串カツを想像すると、まず驚きます。カツ1つ1つが、その1.5倍くらいあります。1人2〜3本食べれば、もうお腹いっぱいです。

串カツは生の状態でケースに並んでいて、「揚げてください」と頼めば揚げてもらえます。ラップがかかっていて写真では少し分かりにくいのですが、実物はかなりのボリュームです。
家に人が集まる日、何本かまとめて揚げてもらって持って帰ると、テーブルの主役になってくれます。ホームパーティーの買い出しにおすすめです。
同じケースには、手作りの生ハンバーグや豚ロースの切身もあります。豚ロースは「衣付け・揚げ」も頼めるので、とんかつにしてもらうこともできます。
| 品名 | 値段 |
|---|---|
| 鶏ネギマ串 | 1本150円 |
| 手作り生ハンバーグ | 1枚180円 |
| 豚ロース切身 | 生:240円・360円 衣付け・揚げ:340円・460円(いずれも1枚) |

すぐ持ち帰れる揚げたてと、肉屋のおかず
待つ時間がない日は、揚げたてのパックがあります。トンカツ、メンチカツ、チキンカツが各200円。ポテサラコロッケのパックも並んでいます。

おかずの棚は、肉屋さんらしく肉料理が中心です。チンジャオロース(500円)、にんにくチャーハン(400円)、ビーフカレー(大きいパック550円)、牛ねぎま串、鶏もつ煮、豚の角煮。焼肉やステーキも、焼いた状態で並んでいます。

その横には、ポテトサラダやバンバンジー、ひじき煮(250円)、きんぴらごぼう(250円)といった小鉢のおかず。パンまで置いてあります。今日の晩ごはん、ここでおかずを全部そろえても成り立ちます。

今回買ったのは、1食分300円のビーフカレー
今回買って帰ったのは、まるぜんのビーフカレーです。1パック300円で、だいたい1食分。ケースには大きいパック(550円)もあります。

この見た目、なんだか昭和っぽくないですか? 白いトレーに牛のシールがぺたっと貼ってあって、昔懐かしい感じがします。
正直、パッケージを見ても中身はあまり想像がつきません。ところが温めてごはんにかけてみると、こうです。

お肉、けっこう入ってるんですよ。大きめの一口サイズの牛肉がごろごろ、にんじんもちゃんと入っています。
で、食べてみると、まさに「家カレー」なんです。ドロッと重いタイプじゃなくて、わりとさらさら系。そのぶん胃もたれもしにくい感じです。

カレーって、食べたくなっても一から作ると時間がかかるし、鍋の洗い物も大変じゃないですか。そういう日、私はもうまるぜんで買っちゃいます。これ、本当におすすめです。
もっとパンチが欲しい日は、串カツカレー
で、もうちょっとパンチが欲しい日は、串カツやコロッケも一緒に揚げてもらいます。
私のイチオシは、カレーの上に串カツをのせた串カツカレー。これがね、めちゃくちゃおいしいんですよ。あの大きな串カツがのるので、300円のカレーが一気にごちそうになります。
黒毛和牛から国産豚まで、100g単位
もちろん本業はお肉です。ショーケースには黒毛和牛と国産豚がずらっと並んでいて、100g単位で量り売りしてくれます。「自家製 和牛レアステーキ」の札も見つけました。

| 品名 | 100gあたり(税込) |
|---|---|
| 黒毛和牛 サーロイン | 1,300円 |
| 黒毛和牛 牛ロース | 980円 |
| 黒毛和牛 牛もも | 780円 |
| 和牛上カルビ | 1,000円 |
| 和牛カルビ | 750円 |
| 牛角切 | 380円 |
| 和牛すじ | 250円 |
| 国産 豚バラ | 260円 |
| 国産 豚肩ロース/豚ロース | 各240円 |
※値段は2026年9月30日時点の店頭表示です。
毎週水曜は特売日
毎週水曜日は特売日です。私が行った日もちょうど水曜日でした。まとめ買いをするなら、水曜日に合わせると得です。
西中野電停の目の前、駐車場は13台
富山地方鉄道の市内電車「西中野」電停の目の前です。電車を降りて、横断歩道を渡ればすぐ着きます。乗り場からお店まで、徒歩約1分(約0.1km)です。


車の場合は、北陸自動車道の富山ICから約10分です。専用駐車場に停めてください。店の前は路上駐車禁止で、店頭にも「路上駐車厳禁」の札が出ています。
駐車場は、店を出て交差点を渡った南富山駅方面、柳瀬鮮魚店の隣です。店まで歩いて1〜2分。台数は13台です。停めていいのは駐車場番号の1〜6番と8〜14番で、それ以外の場所には停めないよう、公式サイトでも案内されています(台数も公式サイトより)。


ひとつ注意です。駐車場の入口から入って左側、写真の黄色で囲んだところは、別のお店の駐車場です。間違えて停めないように気をつけてくださいね。

お休みの日は、出かける前にチェック
定休日は日曜・祝日と、第1・第3月曜です。ただ、これ以外にも臨時でお休みする日があります。たとえば2026年は、9月14日(第2月曜)や8月13日(木曜)もお休みでした。
お休みの日は、公式サイトのトップに2か月ごとの「休日案内」として出ています。日々のお知らせは公式Instagramでも更新されているので、こちらもあわせてチェックしておくと安心です。
店舗情報
| 店名 | まるぜん精肉 |
| 住所 | 富山県富山市西中野本町6-6 |
| 電話 | 076-421-8139 |
| 営業時間 | 9:00〜18:30 |
| 定休日 | 日曜・祝日・第1・第3月曜(ほかに臨時休あり) |
| 駐車場 | 専用13台 |
| 支払い | PayPay可 |
| 創業 | 1950年(昭和25年) |
| 最寄り | 市内電車「西中野」電停すぐ |
さいごに
コロッケ1個120円なので、電車を降りたついでに1個だけ揚げてもらって、歩きながらかじるのもアリですね!
とはいえ、私の推しはやっぱり串カツです。そのままでも、300円のビーフカレーにのせて串カツカレーにしても、あの大きさは一度見ると忘れられません。人が集まる日に何本か揚げてもらうと、それだけでテーブルがかなりにぎやかになりますよ〜。
入るなり「コロッケ10個!」の常連さんデビュー、皆さんもしてみてはいかがでしょうか〜!
同じように私が足を運んだ記事には、富山市元町の炭焼うなぎのお店もあります。

同じように私が通っているお店の記事には、富山市清水中町の手打ちそば屋さんもあります。

この記事は2026年9月30日の店頭と、まるぜん精肉の公式サイトをもとに書いています。値段や品ぞろえは変わることがあるので、おでかけ前に公式でご確認くださいね。








