西町で用事を済ませた10月の平日。お昼どうしようかな…と考えるまでもなく、足はもう総曲輪のほうへ向いていました。行き先は最初から決まってたんです。大正12年創業のそば処「つるや本店」!
久しぶりの暖簾ですが、頼むものも決まってます。つるや本店に来たら、私はやっぱり冷やしたぬき! 温かいそばに50円足すと冷たくしてくれるので、たぬきなら800円です。
最近、ランチで1,500円近くするお店をよく見かけるようになりましたよね。そんな中で、大正から続くこの店構えのまま、そば1杯が1,000円でおつりが来るんです。これはうれしい! というわけで今回は、昔ながらのそば屋さんを、店先から駐車場まで順番に紹介していきます。
🍜 総曲輪の、大正12年創業のそば処
- 創業は大正12年(1923年)。いまは4代目
- かけそば700円、たぬき750円。温かいそばは上から6品が1,000円以下
- 冷たいそばにすると50円増し、大盛りは200円増し、全メニューうどんにもできる
- 営業は11時〜15時(ラストオーダー14時30分)、水・木曜休み
- 市内電車「荒町」停留場から徒歩約3分
- 専用駐車場はなし。近くに有料駐車場が2か所

総曲輪の石畳に立つ、縦長の看板
西町から総曲輪へ、石畳の歩道を歩いていくと、白い壁に縦長の看板が見えてきます。「つるや本店」。この看板が見えたら、もう着いたも同然です!

看板の下には、そばと急須の絵が描かれた看板と、「そうだ今日は蕎麦食べよう」と書かれた木の板。もうその気で来てるんですけど、こう書かれると、やっぱり今日はそばだなと思っちゃいます。

右から読む「やるつ」と、繕った暖簾
店の入口の上を見てください。木の看板に「やるつ」と書いてあります。これ、右から左へ読む昔の書き方なんです。左から読み直すと「つるや」! 大正から続くお店らしい看板です。
その下には、「蕎麦」と大きく書かれた麻の暖簾。近くで見ると、すり切れたところに布を当てて繕ってあります。新しいものに替えずに、直しながら使い続けている暖簾なんです。

入口の横には、い草を編んだ木の椅子が4脚並んでいます。足元には信楽焼のたぬきもいました。

入口の右手にかかっている郵便受けも、木でできた手彫りのもの。店名が彫ってあって、細かいところまで味があります。

店の中は、秋のしつらえ
暖簾をくぐると、障子越しのやわらかい光。壁には山の絵が飾ってあって、その横の花瓶にはススキと萩が生けてありました。10月らしい、秋のしつらえです。

壁には、木に彫られた看板もかかっています。「野花そば処 つるや本店」、その下に「創業大正12年」。

戦後からこの総曲輪にお店を構えていて、いまは4代目が営んでいるそうです。100年を超えて、この場所でそばを出し続けているんですね。
席に着くと、まずはお茶が出てきます。

今回食べたのは、冷やしたぬき800円

きました、冷やしたぬき! 揚げ玉がこんもり山盛りです。

揚げ玉の脇には、小松菜、甘く煮たしいたけ、ねぎ、わさびがのっています。

まずはこの揚げ玉。箸を入れるとサクサクで、軽い! そばは少し固めのゆで加減で、角がしっかり立っています。

そしてこのわさび。そこまでツンとくるタイプではないので、私のおすすめは、最初につゆに全部溶かしちゃうこと! つるや本店のつゆは甘めなので、わさびがよく合うんです。溶かしたつゆを麺にからめて、揚げ玉と一緒にいっちゃってください!
お品書きと値段
お品書きは手書きです。表紙には、店先の絵と「ようこそ」「本日もありがとうございます」の文字。描かれている入口が、今の店先とほとんど同じなのもいいんです。

そば(■は冷たくできる品)
| 品名 | 値段 |
|---|---|
| かけそば ■ | 700円 |
| たぬき ■ | 750円 |
| きつね ■ | 800円 |
| おろし ■ | 850円 |
| 玉子とじ | 800円 |
| 天ぷらそば ■ | 950円 |
| 山かけ ■ | 1,100円 |
| 山菜 | 1,200円 |
| にしん ■ | 1,200円 |
| けんちん(冬季) | 1,300円 |
| 鳥南蛮 | 1,050円 |
| 鴨南蛮 | 1,050円 |
| 鴨せいろ | 1,350円 |
ざる・ごはんもの・飲みもの
| 品名 | 値段 |
|---|---|
| ざる | 900円 |
| 山かけざる | 1,200円 |
| おろしせいろ | 1,100円 |
| カレーうどん | 1,100円 |
| カレーライス | 1,100円 |
| おにぎり | 200円 |
| ライス/ライス(小) | 250円/200円 |
| ビール | 600円 |
| お酒(立山) | 650円 |
- 全メニュー、うどんにも変更できます
- 大盛りは200円増し
- ■の品は冷たくでき、50円増し(お品書きと同じ青い印)

支払いは現金とau PAY
支払いは、現金のほかにau PAY(スマホ決済)も使えます。入口の引き戸にも、au PAYのシールが貼ってありました。

地図と行き方
最寄り駅は富山地方鉄道 市内電車の「荒町」停留場で、徒歩約3分(約0.2km)です。
車の場合は、北陸自動車道の富山ICから約12分です。
Googleマップ
最寄りの電停
最寄りは、富山地方鉄道 市内電車の「荒町」停留場です。お店まで徒歩約3分(約0.2km)です。

駐車場は有料が2か所
つるや本店には専用の駐車場がありません。車で行くなら、近くの有料駐車場を使います。私が見てきたのは、この2か所です。
| ヘイセイパーク総曲輪2丁目 | 富山本願寺駐車場 | |
|---|---|---|
| 場所 | 店の真横 | 本願寺富山別院の近く |
| 台数 | 12台 | ― |
| とめ方 | ロック板式(番号で精算) | ゲート式(駐車券を取る) |
| 料金 | 30分100円 | 最初の1時間300円、以後30分100円 |
| 最大料金(平日) | 7時〜19時 500円 19時〜翌7時 500円 | 19時〜翌8時 500円 |
| 最大料金(土日祝) | 7時〜19時 600円 19時〜翌7時 700円 | 19時〜翌8時 500円 |
| 1時間とめると | 200円 | 300円 |
店の真横、ヘイセイパーク総曲輪2丁目
いちばん近いのは、お店の真横にあるコインパーキングです。全部で12台。車の下の板が上がるロック板式なので、帰るときは精算機で自分の駐車番号を入れて払います。
1〜4番は「サービス車室」で、平日の最大料金が7時〜19時で400円と、ほかの区画より安くなっています。



本願寺富山別院の近く、富山本願寺駐車場
真横がいっぱいのときは、本願寺富山別院の近くにある「富山本願寺駐車場」へ。入口で駐車券を取るゲート式です。
料金は最初の1時間が300円で、そのあとは30分ごとに100円。お昼にそばを食べて帰るくらいなら、ヘイセイパークのほうが少し安く済みます。



ひとつ注意です。お店の近くには「参拝者専用駐車場」という看板の駐車場もあります。こちらは本願寺富山別院にお参りする人のための駐車場なので、間違えて停めないように気をつけてくださいね。

店舗情報
| 店名 | 野花そば処 つるや本店 |
| 住所 | 富山県富山市総曲輪2-8-15 |
| 電話 | 076-421-2908 |
| 営業時間 | 11:00〜15:00(ラストオーダー14:30) |
| 定休日 | 水曜・木曜 |
| 駐車場 | なし(近くに有料駐車場あり) |
| 支払い | 現金・au PAY |
| 創業 | 大正12年(1923年) |
| 最寄り | 市内電車「荒町」停留場から徒歩約3分 |
さいごに
食べ終わって、総曲輪の石畳を西町のほうへ戻りながら、お品書きを思い出していました。かけそば700円、たぬき750円、きつね800円。温かいそばなら、上から6品が全部1,000円以下なんです。値上げのニュースばかりのこのご時世に、これはありがたい!
寒くなってきたら、冬だけの「けんちん」(1,300円)も始まります。次に西町や総曲輪に用ができたら、今度は温かいのを頼もうと思います!
同じように私が足を運んだそば屋さんの記事には、清水中町の手打ちそばのお店もあります。











